HD(ハイビジョン)の4倍の解像度の3840 × 2160 (一部4096 × 2160) と2倍のフレームレートの60Pを放送規格とする4K(放送)映像は、コンテンツ制作のみならず、技術的にかなりの水準が必要とされていたライブ中継でも、その高解像度を活用したシステムを導入、運用できるようになってきました。
4Kの高解像度映像撮影収録に対応したシステムを導入し、中継して地上波や衛星やIPなどで放送する環境では、4Kの高解像度映像をそのまま1系統の映像に出力して中継するというより、4K撮影システムからのHD(ハイビジョン)を切り出して利用するシステムが主流となっています。
我々は、お客様が予定されている撮影と視聴の現況と将来像のバランスを最大限に組合わせて、ご要望、ご予算に応じた4K撮影システムをご提供致します。
そしてこのような4K撮影システムの構築ができるからこそ、4Kの高解像度映像の本質を余すところなく活かせるメーカー各社のコンバーターなどの製品群を適材適所で配置してHD(ハイビジョン)ライブ中継映像システムをご提供させていただける訳です。
特に、無線ライブ中継伝送では、アイ・ディー・エクス(IDX)のワイヤレスビデオ伝送システムCAM-WAVEシリーズ(5GHz帯ワイヤレス伝送システムながら長距離伝送を可能にし、3G, HD-SDI伝送や、遅延1ミリsec以下などの高速、超低遅延伝送装置)や、Teradek BEAM (H.264エンコーダー内蔵、無線伝送は5GHz対応で30Mbps、最長700m)、Teradek BOND (H.264エンコーダー内蔵、無線伝送は3G/4G/LTE回線を束ねて使用)、などを熟して構築し、中継拠点に配置される中継車も、お客様のご要望とご予算に応じ、オリジナルモデルでご提供させていただいています。
(映像)配信は、放送局・CATVなど放送事業者から一般の視聴者を対象に、VOD (VideoOn Demand)やライブで有償や無償で行われているサービスのことを言います。
これらとは別に、ポスプロ間(将来はポスプロから放送局・CATVなどの放送事業者)で行われている(映像)配信は、いわゆる(大容量)データ配信のひとつです。
三友は、これらの(映像)配信が未だ一般的では無かった頃から取り組んでおり、以来、高画質、高解像度、機材システムやソフトウェアの簡素化、運用の効率化、導入運用コストの低減化などを進めて参りました。その結果のひとつとして、動画共有ソフトウェア“CorporateCAST”の取り扱いを開始し、各方面のユーザー様よりご好評をいただいています。
また、国内ユーザー様のシステムと親和性の高いファイルコンバートソフトウエアのCambria FTCや、自動並列処理が可能なエンコード分散処理システムのCambria Cluster、CM挿入が可能なライブエンコードシステムのCambria Liveや、複数のCambria Liveを集中管理し、自動的に配信開始・停止、障害発生時の冗長化による堅牢化を図るCambria Live Broadcast Managerもラインナップされております。
コンパクトなワンボックスのシステムに、番組制作に必要なスイッチャ、テロッパー、クロマキーヤー、バーチャルセットなどといった、高度な映像制作に必要な機能がすべて搭載されているTriCasterも主要代理店として取扱い、イベント、ライブ放送、ストリーミング放送、社内会議、セミナー、企業ビデオ、商品説明などの様々なコンテンツ配信をネットワークに繋げるだけで、簡単に行うことが可能なシステムをご提案しています。