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Nokia OZO | 目黒川で桜を撮影してみましたよ 《後編》

2017.05.10

今回はNokia製360°VRカメラ「OZO」で収録した目黒川の桜の素材をスティッチングしながら揺れの検証をしていきます。

データの取り込み

OZOで撮影したデータは、カメラのデジタルカードリッジと呼ばれるバッテリー部に収めてある500GBのメディアモジュールから取り出します。モジュールとの接続は、ドッキングステーションか写真のように直接USBでメディアモジュールとPCを繋ぎます。

撮影データはozorawと呼ばれるファイル形式で、事前にOZO Creatorという書き出し用のソフトウェアをインストールしたPCからでなければ操作どころかコピーすらできません。 今回編集用に準備したMac PRO(写真は確認用のMacbook PRO)にOZO CreatorとプレーヤーのOZO Previewをインストールして作業を行いました。

スティッチングと書き出し

ozorawのデータをPCへ取り込んだらOZO Creatorを立ち上げます。 素材の書き出したい部分にIn点とOut点を打って(勿論素材をそのままを書き出す事もできます)、センサー表示から切り替えてスティッチング画像を確認します。赤の表示部分が結合部分です。幅と位置の微調整が可能ですが、そのままでも揺れの影響は少ないようでした。

では、書き出しを行います。書き出せるファイルの種類は大きく分類してFisheye、Stitched、あと音関係。編集のワークフローに合わせた出力ができます。今回はStitched MP4を選択。さらに細かい設定もそれぞれのファイル形式で可能です。

データ容量の目安ですが、30秒のozorawデータが約5GB これをStitched MP4の4K(4096×2048)で書き出して621MBでした。 書き出しにはハイスペックなマシンでもかなりの時間が必要です。実際に書き出した映像をスマホアプリに組み込んでヘッドセットから確認しましたが、船の揺れにも関わらず綺麗にスティッチングできており、個人差はあるかと思いますがVR酔いも感じませんでした。

おまけ

検証はここまでですが、6分素材をYouTubeにupしたので公開手順を記載しておきます。

YouTubeで360°動画を再生するには、書き出したファイルに特定のメタデータを含める必要があります。360 Video Metadataアプリをインストールして、再生素材を選択。Sphericalのチェックボックスをオンにして書き出します。あとは通常の手順でアップロードすれば公開完了です。

YouTubeヘルプページ

スマートフォンでご覧になる場合は最新のYouTubeアプリをインストール後、こちらより視聴ください

※カメラ及びソフトウェアの機能は撮影時(2017 4.8)のものです。ご了承ください。

※NAB2017にて発表されましたOZO+によるカメラ及びソフトウェアの新機能やライセンスについては別ページにて後日お知らせ致します。

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