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学習施設 「GLA Commons / GLA Studio」 AVシステム 導入事例:神田外語大学 様

2021年4月、学校法人佐野学園 神田外語大学 (千葉県千葉市)に、グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部(以降:GLA学部)が開設されました。これに合わせ、新しい学びの施設として「GLA Commons」と「GLA Studio」がオープンしました。今回、この2つの施設のAVシステム構築にあたり、施設のコンセプトや、それに合わせて導入した設備の特徴、導入後の様子について取材しました。

新しく新設されたGLA学部の特徴をお聞かせください

グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部は、Global Liberal Arts for Peace(平和のためのグローバル教養)を学部の理念として掲げ、世界の平和のために行動できる人を育てる教育を行っています。世界が抱える課題の解決に向けて、高度で実践的な英語運用を身につけるとともに、幅広い学問分野の教養と方法論を学び、世界中の人々と議論し、学び合うために、在学中に2回の留学が必須となっていることが特徴です。

今回「GLA Commons」と「GLA Studio」の2つの施設を作られたということで、経緯や目的、具体的な使い方などをお聞かせください

■ GLA Commons

GLA Commonsは教室でもあり、自主学習用のラーニング・コモンズでもあることが特徴です。複数の授業を同時に進行することもあるので、授業の規模によって形を変えて使用します。 カーテンを使って、全部開放すれば大きな教室になるし、区切れば小さな教室になります。また、グループワーク用の机だけではなく、カウンターやベンチなどさまざまなしつらえを用意し、個人学習・ペアワーク・グループワークなど、その時の状況に合わせて自由に学ぶことができる空間になっています。

■ GLA Studio

GLA Studioはロングテーブルが特徴的な空間で、ゼミなどの少人数の授業にも活用できますし、ミーティングやのクリエイティブな成果物の制作にも向いています。遮音性もあるので、海外とのオンライン・セッションの際にも重宝します。

そういった意味でも今回導入された機材はいろいろと組み合わせが自由で、多様性があるものをお望みになられたと思うのですが、詳しく教えていただけますでしょうか?

- 映像を投射するプロジェクターについては如何でしょうか? -

映像装置の機材選定には紆余曲折ありました。元々、この教室には壁が無いので、そもそも画像をどこに映すべきか以前から課題になっていました。
唯一ある壁面も天井までの高さが低く、モニター台を置く必要がありましたが、そうすると景観に問題が生じる・・・など色々と悩みました。
結局、イベントや授業の時は、前面に大画面の映像を左右に二つ映し、大人数になっても遠くから見られるようにしました。プロジェクターを左右それぞれに配置し、左右別々の視聴空間を一つに使える仕様としました。
それ以外のスペースで、小さな教室として使用する場合はカーテンで区切り、移動式のテレビや小さなプロジェクターを表示させて使用できるように設計しています。施設を使用する規模や内容に合わせ、自由に使えるように設計しました。

EPSON EB-L1070U

- 音響設備については如何でしょうか? -

ハンドマイクやヘッドセットは当初から導入を決めていました。
それ以外の部分ですと、このGLA学部のコンセプト自体が、海外との繋がりを重視している関係上、リアルタイムで気軽に海外とオンラインで繋がることが出来るという事が大切な要素となってきます。
そこで頭にヘッドセットをしていると、いくら双方向で大画面があっても、折角のリアリティが損なわれてしまいます。何と言っても喋る人々に開放感が無くなってしまいます。ですので、海外とのコミュニケーションをもっと自由にする為に、シーリングマイクを採用しました。
GLA Commonsに来ると、海外の友人達があたかもそばにいるような距離感や一体感を感じることが出来る。それを可能にするのがシーリングマイクという選択でした。

SENNHEISER TeamConnect Ceiling 2

- カメラ映像はどうでしょうか? -

これまでお話しした様に、大画面を通じての海外との一体感を求めていたため、通常のパソコンのカメラの画角の様に人物が小さく映ってしまっては台無しです。
また、通常のオンラインの授業またはミーティングでしたら話者(教員)の方にカメラを向けるかと思いますが、今回は逆に、座っている学生達の方をメインに写す仕様としています。これは主にこちらの学生達と、海外の学生達とが互いに向かい合って話すような状況をメインに考えて設計しました。

- その他導入した設備 -

機器の操作は全てiPadで行えるように設計させていただきました。操作性や使い心地はいかがでしょうか

iPadでの操作はとても良いですね。別の施設(教室)で使用しているiPadのUIとほぼ同じデザインを引き継いでいただいているので、使い方に皆慣れているから便利です。ただ、iPadからの操作は良いのですが、周辺の接続機器をもう少しシンプルにしたいという思いが少しあります。機能が多く色々な事が出来すぎ、逆に操作が複雑になりがちです。これはこれからの課題ですね。

この施設がオープンして1ヶ月ですが、利用者の反応はいかがでしょうか

授業以外にいつここに来ても、必ず学生がいます。 今日も朝自習している学生がいて、普通の教室でしたら授業がない時間は誰もいませんが、ここは授業が無い時でも来たくなるような教室になっているようです。本当にいつ来ても学生がいて賑やかに自習したり、コミュニケーションをとっていますよ。

神田外語大学には、「人が集う」というコンセプトが学内のいろいろな場所や施設に仕掛けられています。それに寄り添うシステムを今後も提供して参ります。 ありがとうございました。

取材協力

神田外語大学

グローバル・リベラルアーツ(GLA)学部

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