総合スナックメーカーの老舗、株式会社 湖池屋様は、昨年の創業70周年を機に原宿に新拠点を開設されました。 こちらの会議室に導入したAV機器の特徴や求められる機能など、ご担当者に伺いました。
《ご担当者》 株式会社 湖池屋 人事総務本部 村田 真彦 様
原宿本社は、2023年10月2日にJPR原宿ビルの8階にオープンしました。 現在も湖池屋本社がある成増とこちらの原宿本社を合わせ、二本社体制という形にさせていただいています。
当社は2023年に創業70周年を迎えました。 日本のポテトチップスの老舗として、歴史や伝統を継承しながら、スナック菓子の概念を超える新しいチャレンジを続けることで、食のイノベーションを実現したいという思いから、ここ神宮前、原宿に原宿本社を新設させていただきました。 組織の成長と進化を背景に、よりオフィス環境の充実を図る事や、湖池屋の目指す食のイノベーションに必要となる人財や文化、技術などの新しい刺激と、交流できる拠点として原宿を選択させていただきました。
スペースが非常に限られていますので、空間を有効活用する上で普通の大会議室にしてしまうと、打ち合わせスペースというのがほとんどなくなってしまいます。 そこで、スライディングウォールを導入する事にしました。
個別の会議室にも利用できますし、ウォールを広げれば大会議室としても活用できます。 また、3部屋をつなげて中会議も実施できるように設計されています。 スライディングウォールを閉め、個別の会議室として使用する場合は、各拠点をつないだオンライン会議も行えます。 全部屋繋げての大会議室としては、新卒の内定式をこちらで実施しました。 自由闊達かつオープンに意見交換ができるよう、会議室の壁も全てガラス張りにしましたし、これまでの歴史と新しいものを融合して、イノベーションを生み出せるような、そういうスペースを意識しています。
まずは前方に設置されているブラックスクリーンです。 非常に色の再現性が高い120インチのブラックスクリーンになっています。
我々の商品はお菓子です。 その中で、商品パッケージの色の再現は非常に重要であると考えています。 食品メーカーとして、実際店頭でのパッケージの見え方と、スクリーンに映し出すパッケージの色が、しっかり再現されていないと商品の出来上がりにも随分偏りが出てきてしまいます。 ですので、スクリーンとプロジェクターには非常にこだわり、本当に良いものを選択し導入する事にしました。
あと、大会議室として利用する際には、正面のスクリーンを一番端の部屋から見ると、遠すぎて非常に見づらいといった問題点がありました。
個別の会議室としてはABCDEという部屋になっており、Eの部屋にスクリーンがあります。 それぞれの部屋全てにモニターを置いていますが、CとAの部屋には正面のスクリーンと映像が連動できるような配線を組んでいただき、遠くにいても画面をしっかり確認できるような仕様にしております。
音響設備は、縦長に使っても音がまっすぐ通るようにラインアレイスピーカーを選定し、導入しました。
操作は非常に分かりやすいです。 誰でも操作しやすく誰にでもわかりやすい設備をコンセプトに導入しているので、特別な機能などもなく非常に使いやすいと思っております。
ブラックスクリーンを導入したことによって、画像が見やすくなったという声をいただいています。 他のモニターとの連動する機能も、とても便利です。 また、利用者がモニターを見る時はブラインドが開いていると見づらくなるという思い込みがあり、今まで閉めて使っていましたが、開けたままでも映像がはっきりと見えるのはすごく良いと思いました。
この施設を使う事で、何かハイテクというか、スマートでクールな会社の印象を受けて、ちょっと気が引き締まったような気持ちになれます。
実は予算的には、多少オーバーしたんですよ。 でも、”やっぱりいいものを” とおっしゃって頂きましたし、我々としてもここを新たな拠点として、新たなイノベーションを生み出す場所としてオープンしていますので、やっぱり色の再現性を重視した質の高いものを入れることを選択して非常に良かったと思っています。
ありがとうございました。
■ご協力 株式会社 湖池屋 ホームページ:https://koikeya.co.jp