―コストパフォーマンスについてはいかがですか?
細田氏
確かに他社製品に比べ高価ではありますが、作品予算があるからTRUE ND、低予算だから今までのNDといった形だと後々予算全体で見た場合にTRUE NDの方がコストメリットは出てくると思うんです。極端な話レンズ1本増やすよりも良いNDフィルターを持って行った方がいいと特に予算が厳しい映画作品に勧めています。グレーディングの時間が1日しかない事もあるので後々の事を考えるとTRUE NDがいいよって。それに納得して使ってもらった方にはTRUE NDで良かったと撮影後良く言われますよ。
山口氏
色の濁りや濃度の問題もあるけれども、ガラスの精度も重要なんですよ。そこがTRUE NDは素晴らしい。なんだかんだ言ってもNDフィルターを使うって事はガラスを一枚入れる事になるので、そこを素通しに近い形で透過させられるのも魅力です。
細田の話にもありましたが、時間に制約があるTVドラマなどグレーディングに時間が取れなければ取れないほど、撮影した映像そのものを反映できるTRUE NDは効果があると思います。
―最後にTRUE NDに対してご意見があればお聞かせください
細田氏
TRUE NDフィルターの受け入れでは厳しく検品させてもらってます。
フィルターも光学機材と認識していますし、なんたって商品名が「TRUE」ですからね(笑)
これからもこの精度に期待しています。
山口氏
NDフィルターって言ってみればレンズの一部なんですよ、フィルターとは言え映像(被写界深度)を表現する為の重要な機材です。まあレンズだと思えば高くは無いですよ(笑)